コルカーターにあるインド博物館で、「Archaeology of Interregional Interactions across South Asia」と題した講演をさせていただきました。インダス文明の形成からその衰退、ガンガー平原の開発、鉄器時代における北インドと南インドの交流関係など、本科研プロジェクトで研究課題としているテーマについて、最近の研究成果を盛り込みつつお話をさせていただきました。講演内容についてはおおむね好意的に受け入れられ、たくさんの質問を聴衆の方からいただきました。
特に最近の研究成果としては、石製装身具の研究が挙げられます。前1千年紀前半の段階で北インドから南インドまで共通の形態、装飾、製作技術によって特徴づけられる紅玉髄・瑪瑙・水晶製玉が分布するようになったことが確実になってきており、この時期に北インドと南インドの交流関係が強化されていたことが推測できます。これまで北インドと南インドの鉄器文化を交流関係という視点から論じた研究はほとんどなく、鉄器時代におけるダイナミックな地域間交流の中で北インドと南インドがつながり、社会変容を引き起こしていったと考えられます。
確実に研究成果があがりつつあります。今後の調査・研究にご期待ください。
特に最近の研究成果としては、石製装身具の研究が挙げられます。前1千年紀前半の段階で北インドから南インドまで共通の形態、装飾、製作技術によって特徴づけられる紅玉髄・瑪瑙・水晶製玉が分布するようになったことが確実になってきており、この時期に北インドと南インドの交流関係が強化されていたことが推測できます。これまで北インドと南インドの鉄器文化を交流関係という視点から論じた研究はほとんどなく、鉄器時代におけるダイナミックな地域間交流の中で北インドと南インドがつながり、社会変容を引き起こしていったと考えられます。
確実に研究成果があがりつつあります。今後の調査・研究にご期待ください。
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