2015年7月6日月曜日

プロジェクトに関する学会発表:2015年7月5日

7月4・5日に金沢大学で開催された第22回ヘレニズム〜イスラーム考古学研究会において、「「インド系」石製装身具の生産と流通」と題した口頭発表をしました。南アジア、西アジア、東南アジアで出土する「インド系」石製装身具について、今後の研究課題をまとめた内容で、今後の研究の出発点にできればと考えています。



特に東南アジアにおける「インド系」石製装身具は西暦紀元前後の時代の海洋交易に関わる遺物で、近年東南アジアでも研究が進みつつあります。前3千年紀から後1千年紀まで長期的な「インド系」石製装身具の動向を検討することにより、海洋交易の変遷や、その各地の社会に対する影響・意義を明らかにすることができるのでは、と考えています。

南アジアに関してはだいぶ資料も揃ってきましたが、西アジア、東南アジアにおける資料を少しずつでも分析・研究の範囲に加えていきたいと考えています。

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